大人女子はセックスしないと老けるのか?

中高年になるとパートナーがいてもセックスレスな方が多くなる日本の性事情。

『ジャパンセックスサーベイ2020』の調査によると、50代から性交渉とは無縁な生活を続けている方がとても多いのがわかります。

✅婚姻関係に限らずこの1年間のおよそのセックス回数は?
 まったくセックス(性交渉)がない 男性41.1%、女性49.5%
✅1年以上セックスしていない人にその期間は?
平均:男性8.7年、女9.6年。とくに顕著なのが60代の男性11.4年、女性12.8年。

さくらママも、アンケート同様に性交渉とは無縁な生活を続けているので、この状況は普通だと思っています。ただ、少し気になることがあるのです。それは、「セックスをしないと老けるのか?」ということ。

加齢が進むにつれ、おっさん化進行中をひしひしと感じるので、この話題をリサーチしてみました。

目次

性生活が活発な中高年は実年齢よりも 5 ~ 7 歳若く見えるという事実

まずは安心してください。セックスしないことで老けるというデータはありませんでした。しかし、性生活が活発な高齢者は、同年齢の人よりも少なくとも5歳は若く見られるといったデータ※が報告されていました。

王立エディンバラ病院の老年心理学の元責任者であるデビッド・ウィークス博士の研究によると、性生活に積極的な中高年は、実年齢よりも 5 ~ 7 歳若く見える。その理由は、性交渉中にからだが気持ちよさを感じることで幸せホルモンの「オキシトシン」や多幸感をもたらす「エンドルフィン」などのホルモン分泌されることで、セックスから得られる喜びや幸せな気持ちが精神的安定と自信につながり若々しく見えるのです。

このほかにセックスをすることで得られる健康上の利点は4つあります。

1.精神的なリラックス

性的興奮時分泌されるエンドルフィンやオキシトシンなどの化学物質は幸福感をもたらすだけでなく、天然の鎮痛剤として作用し不安を和らげ精神的リラックスを与えます。

2.お肌に最適

セックスは、身体運動であるため、血行を促す作用などがあり、また、セックス中にヒト成長ホルモンが分泌されるので、肌の弾力性が高まり、肌に健康的な輝きがもたらされます。

3.ダイエット

セックスは身体運動であるため、脂肪の燃焼しています。セックスをすると実は、30分でおおよそ200カロリー消費できるという研究結果が出ています。そのためセックスをすることはダイエットにつながります。

4.睡眠の質の向上

セックスをすることで精神的なリラックスを得るとで寝つきが良くなり、それによってホルモンバランスが整うことにつながります。

さくらママ

「性的満足は生活の質に大きく寄与しています。また、セクシュアリティは決して若者の特権ではないし、そうあるべきでもない」とウィークス博士は言っています。

中高年以降も活発な性生活を送っている人が健康的で若く見られる可能性があるということがわかりました。

※参考にした研究データ:Sex ‘makes you five years younger’

セックス以外でセックスと似た効果が得られる方法

性交渉がなければ老けてしまうのでしょうか?答えはノーです。
しかし、更年期になり、生理もなくなり、おっさん化を自覚し始めると、このままどんどん老けてしまうのではないのかと不安になります。「活発な性生活は送れないけれど、5歳若くは見られたい」そんな人にセックス以外で同等の効果が得られる若さを保つ方法を4つご紹介します。

ハグやボディタッチなどスキンシップ

ハグやボディータッチなどのスキンシップをとることで、オキシトシンが放出されます。これは性的興奮時に同じホルモンが分泌されえるのでセックス時と似たような効果が得られます。

セルフプレジャー


セルフプレジャー(マスターベーション)も、セックス同様に膣の血行を促進し、健康を維持するのに役立ちます。
統計によると男性の94.2%、女性の56.6%が経験しているマスターベーション(2020年日本家族計画協会 調べ)。

年齢や性別にかかわらず、性欲があるのは自然なことです。

セルフプレジャーをすることでセックスと同様にエンドルフィンやオキシトシンが分泌されるので性的快感や多幸感を感じることができます。また、不安を和らげるのにも役立ちます。

ヨガや運動など


ヨガや運動などのエクササイズは、膣と心身の健康をサポートします。ヨガは、心身の緊張をほぐし、心の安定とやすらぎを得ることができます。ヨガをする習慣があると、幸福ホルモンであるセロトニンの値が高くなることが知られています。運動も達成感などに伴い快感物質が分泌されるので

セックスに似た効果を得られます。

推し活(おしかつ)など


セックスで得られる多幸感や充実感は、好きな有名人にときめいて得られる感情に似ています。この感情がセックスの代わりとなり、女性らしさや若さを保つことにもつながるので推しを作ることはかなりおすすめです。

老けないからだはここちよい刺激でつくられる

中高年が最終的にセックス以外でセックスと同等の効果を得るには、心地よい刺激を得ることなのかなと思います。その刺激はこころの刺激、からだの刺激などありますが、自分が楽しい、好き、感動すると思えること。こんな行為を継続していくことで老けないからだが作られるのかもしれないですね。

ご高齢にもかかわらず相合わらず美しくパワフルな「デヴィ夫人」
御年81歳ですが、老けないその秘密を2023年6月2日放送のNHKふんわりで語られいてとても参考になります。

「若さの秘けつは?」
デヴィ夫人:
1日に少なくとも10回は感動する。感動して心が高揚すると、体内のホルモンとかリンパが活性化されて、それが体じゅうをめぐるわけですよね。それがほおや肌に出るんです。
10回も感動するって難しいって思わないで、何でもいいんですよ。お花がきれい、この絵、ステキ! 美しい音楽、緑がきれい、なんでもいいですね。

2023年6月2日放送のNHKふんわり

まとめ

この記事は中高年にとって性生活の有無が健康や若さに与える影響について、セックスをしなくても老けることはないが、性的にアクティブな方が5歳~7歳若く見えるという医学的な研究結果について紹介しています。

性生活が活発な中高年は実年齢よりも 5 ~ 7 歳若く見えるという事実とその理由。
1.精神的なリラックス
2.お肌に最適
3.ダイエット
4.睡眠の質の向上

セックスレスであっても他の方法でセックスと同等の効果を得ることが可能です。
・ハグやボディタッチなどスキンシップ
・セルフプレジャー
・ヨガや運動など
・推し活(おしかつ)など

性生活は健康的な生活の一部として重要であるものの、セックス以外にも心と体の健康を促進する多くの方法が存在します。性的活動に限らず、日常生活の豊かな感情生活が健康と若さを維持する鍵となるのです。

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