最近テレビや雑誌などで取り上げらる機会が増え、目にする機会も多くなった「ファムケア」という言葉。気にはなっていたけど、詳細はわからない方が多くいらっしゃいます。
フェムケアとは？
「フェムケア」とは、女性特有の身体的ニーズに対応したケアのことを指します。これには月経ケア、更年期ケア、乳房ケア、膣の健康など、女性の健康に直接関わるだけでなく、これまでは語ることも恥ずかしいと思われていた性的なデリケートな領域が含まれます。
「ファムケア」はどれくらい知られているの？
フェムケアの認知度は下記の通りです。72％の方が初めて聞いたと答えています。
知られていないのは当然かもしれません。日本では女性の性の話や生理の悩みなどをオープンに話す教育をうけてきませんでしたし、世間的にタブー扱いされきました。
| 質問項目 | 回答率 |
| 初めて聞いた | 72.0%。 |
| 言葉は知っているが内容はよく知らない | 16.0% |
| 内容まで知っている | 12.0% |
この調査はANCHORパートナー Sainnatul(サインナチュル)事業部は2023年4月4日、「フェムケア・フェムテック」に対する意識・実態調査の結果を発表した。調査期間は2023年2月6日～7日、調査対象は20代～40代の女性、有効回答は1,013人。
女性特有の症状で悩んでいる人は多い
「女性ホルモンなどの影響からくる不調はどのようなものがあるか」をリサーチした結果が下記です。年齢別に特徴のある結果になっています。年齢があがるにつれて女性特有の症状などで悩む方が多くなります。
年齢別の気になるポイント
| 30代 | 割合 | 40代 | 割合 | 50代 | 割合 | |
| 1位 | 疲れやすい | 35.8% | 疲れやすい | 38.8% | 疲れやすい | 40.0% |
| 2位 | イライラ | 35.8% | 頭痛 | 30.3% | ホットフラッシュ | 29.7% |
| 3位 | 頭痛 | 30.9% | イライラ | 29.1% | 頭痛 | 25.5% |
| 4位 | デリケートゾーンのかゆみ | 30.3% | 眠気 | 27.3% | イライラ | 23.6% |
| 5位 | 腹痛 | 29.7% | 腰痛 | 26.1% | 冷え | 21.8% |
フェムケアとは自分をいつくしむこと
リサーチ結果を見ても、デリケートゾーンの悩みや更年期に関連した悩みは多くの方が持っていることがわかります。
しかし、デリケートゾーンのかゆみなどやホットフラッシュなどは病気だと思っていない方が多く、また恥ずかしさもあるため病院にいくことをためらい、つらい思いをしている人が多くいらっしゃいます。
こういった方々だけなく、すべての女性がフェムケアの重要性を知ることで、自分の生活だけでなく、女性を取り巻く環境は変わると思います。
・気になっているデリケートな悩みを共有して解決したり
・性の悩みを親しい仲間とオープンに話す機会を持ったり
・更年期もイキイキと新しいことのチャレンジしたり
今まで我慢して一人で抱えていた様々なデリケートな問題が少しでも解決するきっかけが作れれば、もっと楽しい人生が待っているのではないかと思っています。
フェムケアとは自分をいつくしむことだと思います。
年齢を重るにつれ、自分をいつくしみ、もっと素敵に、もっと美しく、楽しいと思える人生を歩む。
そんな将来を実現するための1つの方法として、フェムケアについて興味を持っていただける機会になればさいわいです。
フェムケアナビについて
運営のさくらママこと島田さくらもフェムケアを知って人生のQOL（Quality of life）があがった一人です。更年期症が出ているにもかかわらず、更年期症であると知らず、不快で不安な日々を過ごしました。
そんなの経験から同じように悩んでいる方に役立つ情報を発信したいと思いこの「フェムケアナビ」を作りました。私の経験だけでなく、医師や知識人の方からの情報なども今後盛り込んでいきますので、ご活用いただけたらと思います。